ひのりごと 24

最近お気に入りの湊の和菓子屋さん、「しげ田」

あるメッセンジャーにどら焼きが美味しいと教えてもらってから、度々買いに行ってます。

どら焼きだけじゃなくて、柏餅やあんこがたっぷりとのった草団子も美味。
人気のどら焼きは売り切れていることが多いので、何時位に行けばあるのかを以前質問したところ、
「その日の売れ行きを見ながら作って補充してるから、その時々です。」
と教えてくれたお店のおじさん。
声やしゃべり方が 、気品というか清潔感があって、何かいい。
こんな感じで前を通ると、団子一本とか、どら焼き一個とか小さい単位でチョコっと買ってしまう。

今日はお昼ごはんにかんぴょう巻といなり寿司のセットを買いました。
(余談ですが、和菓子屋さんのかんぴょう巻って美味しいですよね!!!誰かに共感して欲しい。)
「これください。」と声を掛けると、既にパックされ陳列された商品を取り、ショーケースの後ろで紙に包むおじさん。
と、その前に…パックを開けて紅生姜を添えているのが見えました。
汁が移るのを防ぐ為の後のせ?理由は分からないけど、その一手間に嬉しくなりました。
そして、お店の包装紙をくるっと一巻き。

この包装紙でくるっていうのも好きなんです。
銀座のコロッケパンのチョウシヤ、芝の天ぷら天弘、八丁堀の のり巻きのまりっぺ、湯島のつる瀬の大福…
大好きなお店は、大体包装紙で包んでくれます。包んでくれるから好き?いや、美味しいから好き!でも包んでくれるからもっと好き!!

お弁当の無い日は大概お店に入らずどこかで買って食べるのですが、
袋から出して、紙をがさごそと開けるという一手間が「たべものに向かっている時間」を与えてくれて好きなんです。開ける時ワクワクしますしね。

ふっくらと巻かれたかんぴょう巻といなり寿司、そして刻まれた辛めの紅生姜…あぁ今日も満足の昼休み。

ひのりごと 23

梅雨間の日差しの強い昼下がり、芝浦の大きな建設現場の狭い脇道。
真っ白な日傘をさした4、5人のおばちゃん達が歩くのを、後ろから見守りながら(追い越し不可能)ゆっくりと走っていました。
ここに何ができるのか気になるおばちゃん達。
一人が工事概要の書かれた掲示板をじっと見つめます。
そして…
「色々できるみたい。色々!」
「あ~、そう!」
と、他のおばちゃん達は素直に頷く。
なんという情報処理能力。ばっさりと細かい情報を切り捨てました。
雑然とした情報が多い時代をたくましく生きる為に必要な能力なんでしょうか。

話変わりまして、先日の事。
同じく芝浦に頻繁に行くビルがあります。
最近そのビルの隣に新しく居酒屋ができました。見た目はよくある安い居酒屋。
ある日そこに列ができていました。恐らくランチ営業の開店前。シートを敷いて陣取りしてる人も。
何だろう?と思いつつもこの日だけの特別かな?とその場を去りました。
そしてまた別の日、やはり並んでいます。
もしかしたらそこに美味しい何かがあるのかもしれない!と思うと気になってしかたなくて、、とうとう列に並ぶ人に声を掛けました。
「あ、あの何に並んでるんですか?」
「オガサワラマルのチケットだよ。ランチじゃないよ。」
ん?
オガサワラマル…?
あ…小笠原丸!
(しかも聞いてないのにランチじゃないって言われた!恥ずかしい!先にもらっていた居酒屋の案内を後ろにそっと隠しました。)
居酒屋のあるビルに、小笠原海運という会社が入っていて、小笠原諸島に行く船のチケットを直接購入できるそうです。
意外すぎる答えにびっくりしましたが、急に小笠原諸島に興味が湧いてきました。
美味しいものではなかったのは多少残念でしたが。

走っていて気になるものがあったら、こんな風に直接聞いてみたり、後から調べてみたりします。
調べてから行くのも楽しいけど、目で見てから自分の感覚で気になったものを調べて自分なりに知識を収集、蓄積するのもなかなか楽しいです。
自分の中に作るスクラップブックみたいなもの。

こうして無駄な知識は溜まっていき、おばちゃんのようにばっさり情報処理ができないので、たくましく生きるにはまだまだ時間がかかりそうですが、スクラップブックから本当に自分の好きなものが見えてくる時は来ると思います。

ひのりごと 22

20130613-201054.jpg
昨日からやっと梅雨っぽい天気になってきた東京です。

雨の仕事を終えて帰宅したら真っ先にしたいこと。
1位 シャワー(熱め)
2位 ビール(いつでも冷え冷え)
3位 さっぱりした体で寝っ転がる(ごろーん)
ですが…

現実は、しっかりと濡れたバッグや雨具、靴等を乾かす作業が待っています。
「めんどくさー!ごろーん!プシュ♡」なんてしても、誰にも怒られることはありませんが、翌日には確実に「臭いと不快」が待っています。
朝一、靴に足を入れた瞬間に濡れる靴下。
メッセンジャーバッグを背負った時にじと〜。
フラップを開けた時にふわ〜ん。
最悪です。女性としても。

ということで、
帰ったら先ず、玄関で雨具を脱ぎ、新聞紙を厚めに敷いてバッグをドカッ。濡れてどっしりと重くなった靴下を脱いだら、新聞紙をビリっと破ってクシャクシャっと丸めて靴の中へギュッ。
バッグの中の小物も出して並べます。

ここまでできたらやっとシャワー。
面倒だけど翌日には「快適」が待っています。
乾いて軽くなったバッグ。
恐る恐る足を入れるも思いのほか乾いた靴。
まぁ全体的に臭いは少しあるけれど、通勤で風を当てればさよならできます。

これからの時期は翌日も雨なんていう日も続きますが、それでもこの作業はします。一日の始まりの一瞬だけでも快適さを味わいたいから。

少しでも気持ち上向きにしたい梅雨時です。

ひのりごと 21

水曜日の仕事帰りにライブに行った。

大好きなTOKYO No.1SOUL SETと、田島貴男(オリジナル•ラブ)、ペトロールズの3組。

ペトロールズから始まったライブ。
初めて聴いたけど、かっこいい!かっこよすぎる!大人!
音楽だけではなく赤いTシャツ、髪型も…。ドキドキ。

次は田島貴男さん。
オリジナル•ラブ、そこまで思い出が無い。けど、あの声、顔!は分かる。そして渋谷系というキーワードも。
登場…。
わっ!真っ赤なシャツ!シルバーのギラギラのギター!止まらない左足のステップ!!
ものすごい濃さだ。
普段なら後ずさりして引いてしまう濃厚さ。
けど、いつのまにか引き込まれてしまう音楽。すごい。
自分の知識が浅すぎるだけだけど、渋谷系のポップなイメージはない。強力な濃さしかない。

というか、何とか系って何だろう?
翌日、走りながら考えた。
私はカテゴライズされるのが苦手だ。
山ガール、鉄子、自転車女子。
神保町の古本屋に積まれた歴史の本をちらっと見ていただけで、「あんた、歴女かい?」と言われたこともある。
山も電車も好きだ。登ったり乗ったり、眺めたり。
自転車は周りの好きな人には叶わないけど、好き。
歴史は知るのは好き。詳しくは無い。
全て、自分の好きなものを好きな様に楽しんでいるだけだ。

先日、社長(弊社の)と話す機会があった。
最近社長は会う度にこのブログの話をしてくれる。
だいたい、「いいね!」と「もっと更新していこう!!もっと短くてもいいよ!」と言われる。
いつも自由に書かせて頂いてとても有難い。
そして、この時は私が発信したい事の話をした。

今までメッセンジャーは、そのライフスタイルや見た目を発信する機会が多かったが、私はそのメッセンジャーが見ているものをもっと発信したい。
メッセンジャーはかっこいい人が多い。けど、私の様にずんぐりむっくりな人もいる。
そして、大きな高速道路にテンション上がったり、路上の植木鉢に見とれたりする人もいる。
見た目だけでは分からない、その人が走りながら考えている事を伝えたい。
そしてそれは全員違う。

長くなったが大まかに言うとこんな事を給料明細を頂きながら話した。
社長も共感してくれた。(多分。)
そして社長は「メッセンジャーは雑多だ。」と言った。
多様性ではなく雑多。
今度は私がそれに共感した。
メッセンジャーという一つの職業の中に雑多に混在する様々な人。
カテゴライズできない色々な考えがあって面白い。

田島貴男のように全く枠のない音楽はかっこいい。それを伝える力があるのが更にかっこいい。

ライブはソウルセットで終了した。
彼らもカテゴライズできない、させない音楽。やっぱり大好きだ。

自分の好きなものを好きなように。
「あぁ…かっこいい大人になりたい。」と、思った水曜日。

そして、、隣にいた田島貴男の熱狂的なファンであろう女性の、何度も繰り返す「フォーーーーー!」という叫び声で、耳がぼんやり詰まっていた木曜日なのでした。

20130608-094728.jpg素敵な土曜日を。