本日6月30日を持ちまして、戸部の老舗パン屋さんが暖簾を下ろすことになりました。

かれこれ六十余年だそうです。

近所のよしみもあり、これまでずっと腹ペコのメッセジャーたちにお裾分けをいただき、

長年に渡って我々の胃袋を支えて下さった、本当に感謝しても、し尽くせないパン屋さんです。

開勢堂ベーカリー-1

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「もう体がキツくてね。皆に惜しまれながら引退するのもいいんじゃないかと思ってね。」

いつも穏やかなお母さんですが、作る日は2時くらいから起きて作っているそうで、そりゃ体もきついですよね。

旦那さんももう御年80歳だとか。今までご夫婦共に何とかやってこられたことが、何よりですね。

 

ずっと気付かなかったですが、店内には「優秀賞」の賞状が。

昭和三十三年に国際パン洋菓子工業展覧会で高松宮宣仁親王様より表彰されたものだそうで、

このお店の歴史を物語ってくれます。

 

夕方には閉めてしまうということなので、外で走り回っているメッセンジャーたちを代表し、

心ばかりの花束をプレゼント。

開勢堂ベーカリー-2 開勢堂ベーカリー-3

数年前に開勢堂オマージュで作製されたサイクルジャージに身を包み、

最終日の今日、お母さんと一緒に記念写真を撮ってきました。

あんなにたくさん食べたパンも、もう食べられなくなるなんて、やっぱり寂しいです。

 

クリオのメッセンジャー一人一人にも、それぞれ開勢堂との思い出があったと思います。

我々は開勢堂ベーカリーのこと、入口に立つおばちゃんのこと、一つ一つのパンの味を、

ずっと忘れません。

長い間、ご馳走様でした!そして、お疲れ様でした!!これからは、ゆっくり休んで下さい。

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最後の最後にサンドイッチをいただき!!