Courio-City 公式ブログ

月: 2011年7月

BIKE TO WORK YOKOHAMA7/28(木)開催します!

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夏真っ盛りの今日この頃ですが、皆さん自転車通勤していますか?
夏はさすがにキツイよなぁ…とか、そろそろ限界かなぁ・・・って方、、
まだまだ頑張りましょう!!
BIKE TO WORK YOKOHAMAがサポートします。
7/28(木)7:30?9:30に、ヨコハマ創造都市センター(YCC)前にて、BIKE TO WORK開催します。
冷たいドリンクなど用意して待っていますので、ぜひぜひお立寄り下さい。
日時 7/28(木)7:30-9:30
場所 ヨコハマ創造都市センター(YCC)前 中区本町6-50-1
緑のテントと、緑ののぼりが目印です!!
*雨天中止
協力 ヨコハマ創造都市センター

自転車日和 vol.21

こんにちは。連続投稿、87犬です。
やる時はやれるんです!
さて、自転車の雑誌で辰巳出版の「自転車日和」という、
ほっこり系の雑誌をご存知ですか?
季刊誌なので年に4回発行され、最新号は7月30日にもうじき発売されます。
実はその雑誌の後ろの後ろの方?に、自分が担当している白黒1ページ分の
連載コーナーがありまして、ささやかながら「何か」を書いているのですが、
第4回目の今回はコーナーのタイトルでもある「エムズカフェ」に焦点を当てています。
10年くらい前に、いろいろなメッセンジャー会社がみんなで情報交換をしていた
共同掲示板の名前なんですが、今回はそのお話。
文字数の関係でネタとして落ちてしまいましたが、10年くらい前は
大阪に女性だけのメッセンジャー会社があったんですよねぇ。
連絡取りたいなーと思っているうちに、残念ながらなくなってしまったため、
僕にとっては「幻の会社」なんですが、当時の関西のメッセンジャーなら
その存在は知っているでしょう。
またどこかで、女性だけのメッセンジャー会社ができることに、期待しつつ。。。
ride safe.

スタッフ募集!

普段から少数精鋭をポリシーに、スタッフの人数を調整しているため、
募集する機会が少ない現状なのですが、秋を前に人員補強をすることになりました。
「自転車に乗って荷物を届ける仕事」
確かにやっている事はそうかもしれませんが、それに留まらず
その我々が社会の中で何ができるのか、どこまでできるのかを一緒に考えて
発展させていくことに興味を抱くような方に来てもらえたらと思っています。
色んな活動・取り組みをしていますので、「ただ走るだけ」では物足りない方、
取り組みに加わってくれる方、お待ちしています。
実際、「何だか面白そうでやりがいありそうだから」入ってきたスタッフも
たくさんいます。
現在はオートバイも一部導入されていますので、免許をお持ちの方優遇。
クリオシティらしい発展を、今後も続けていきたいと思っていますので、
ピンと来たあなた、お待ちしています。
募集要項はこちら
現在、創業8年目。スタッフ約20名。
結構、大変な仕事ではありますが、それを上回る魅力とやりがいがあります。
創業当時を語ったインタビュー記事もありますので、どうぞ参考までに。
(messengerbag.jpサイトより)
柳川

7/3(日)の募金活動レポート

こんにちは。87犬です。
6月26日のレポート後、7月3日の告知をしていたのに
うっかりレポートを忘れていましたが、7月3日も予定通り
横浜駅西口相鉄ジョイナス前にて募金活動を行い、今回は自分も参加してきました。
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最初は大きな声を出すのもちょっと照れ気味でしたが、時間と共にすぐに慣れ、
良い経験をさせてもらいました。
社内言い出しっぺのスタッフ「ワンチャポ」が、活動レポートを書いてくれてますので
MSGR-SCRUM(メッセンジャースクラム)のサイトをご覧ください。
メッセンジャースクラムとは、先の大震災をきっかけに、被災地への支援活動や
近い将来起こり得る関東大震災に備えるための活動です。
会社の枠を超えて有志が集まり、「メッセンジャーがやれること」をテーマに
定期ミーティングが開かれています。
スクラムのサイトには、他にもメッセンジャーがやった支援活動の色んなレポートが
挙がっています。
大それた名前が付くような支援なんていうものではなく、本当に個人レベルの、
誰でもできるような身近な取り組みですが、
「具体的に行動してみる」ことが大切だと思うので、参考にしていただければと
思います。
最後に、神奈川県建設業協会の業界紙に記事として一部紹介して下さった武部様、
ありがとうございました!この場を借りてお礼申し上げます。

続・海外レポートVol.3 LAのメッセンジャー事情 編

時間が経っちゃいましたが、、、ちょっとした連載読みものです。
アーカイブはこちら
Vol.1 「出発ドタバタ編」
Vol.2 「BFF LA編」
——
BFFのアフターパーティーでの雑談より―。
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LAのメッセンジャー事情を聞くと、09年に150人いたメッセンジャーも、
リーマンショック後には60人くらいまで減ってしまったそう。
一般に言われるLAとは、実はメチャクチャ広いエリアを指していて、
メッセンジャーたちが言うLAとは中心部( DTLA = Down Town Los Angels)のこと。
「横浜」って言っても、横浜市18区全部を入れるとすごく広いけど、
いわゆる俗にいう「横浜」と言えば、「横浜港に沿ったエリアを指す」のと同じようなもの。
LAの他のエリアにもメッセンジャーは居るのかもしれないけど、
彼らは、DTLAとは区別していて、自分たちのエリアに誇りを持っているようだった。
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LAのメッセンジャーたちが運ぶ荷物は他の都市と比べて少し特殊で、
裁判所絡みの仕事が多い。日本人から見ると驚くくらい、すぐに訴えるのは
この国の文化だが、訴訟の多いカリフォルニアの中でもLAはダントツに多いそうだ。
確かに、「驚く訴訟 アメリカ」などで検索すれば苦笑いする訴訟なんて続々出てくる。
訴訟が多いと弁護士や検事が忙しくなるばかりか、メッセンジャーも
実は支えられているってわけだ。
そういった仕事はlegal serviceと呼ばれ、その資格を持つメッセンジャー会社は
それを示すことで公的文書も扱えるとアピールできるので、
ウェアや目立つところに表示したり、社名に冠して「リーガル○○」とする
メッセンジャー会社も多い。
2003年にあったシアトルの世界大会の時も色んな会社を回ってみたが、
確かに「○○legal」とか「legal○○」って社名が多かった。
「社名に付いてるLegalってどんな意味?」って聞いたら、現地の奴が
「これが付いてる会社は裁判所に持ち込むような書類でも扱えるってわけさ。
うちの会社は資格がないから、けっこう他で頑張らないと厳しいんだ。」
そんな会話を思い出した。
日本では、メッセンジャーが裁判所に直接駆け込んで行く光景は、ほとんど見られない。
横浜では10年くらい前に一時頑張ってちょこちょこデリバリーしてた時もあったが、
現在はほとんどない。
法曹界の保守的な体質が原因と思うが、規制緩和の流れに乗って、
信書便事業の資格を持つメッセンジャー会社であれば、市場を開放してもらえると
助かるのになぁ。
女性事務員の仕事が減っちゃうことになるかもしれないが、外回りはメッセンジャー、
内勤は事務員と分業した方が、効率も事務員の満足度も上がるだろうに…。
そんなこんなで、あっという間に夜も更け、夜中の2時頃に解散。
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みんな自転車で帰って行く。
1時間くらい掛かるらしいが、「近いからまったく問題ない」と言っていた。
たくましいなぁ。
僕が泊めてもらうIggyの家は、街のど真ん中にあり、
ワンルームで月550ドルらしい。
やってみたいなぁ、この街でメッセンジャーを。
そう言えば、日本人をまだ一人も見掛けていない。
LAは日本人が多いんじゃなかったっけ?
どこにいるんだ、日本人。
明日は朝からIggyについて行って、仕事を見させてもらう予定。
これまた楽しみだ。
(続く)

続・海外レポート Vol.2 BFF LA編 (去年のですが…)

時間が経っちゃいましたが、、、ちょっとした連載読みものです。
Vol.1 「出発ドタバタ編」
————-
Iggy(イギー)は随分と日焼けしていて、愛嬌たっぷりのメキシカンだった。
胸板も厚く、筋肉隆々だ。
以前はムエタイの選手だったそうで、ケガで選手生活を断念しメッセンジャーの道に入ったそうだ。
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Iggy「LAへようこそ!ちょうど今BFFが開催中で、みんな映画館に集まってる。
午後からライディングイベントもあるから、荷物を置いたら行こうぜ!」
Ken「BFFって、Bicycle Film Festivalのこと?」
I「そうだよ。ケンは知ってるか? 俺はBFFの運営も手伝っているんだ。
色んな自転車の映画を見たり、ライディングも、アートショーもあったりするんだ。
日本でもやってるか?」
驚いた。
まさかBFFの日と重なってたなんて。その日はLabor dayで祝日だった。
しかも、メッセンジャーのIggyもBFFのスタッフをしていた。
盛り上がって来たなー!!
K「BFFなら東京でもやってるよ。自分もBFF東京スタッフの一人で、
日本語の字幕付けなどを手伝ってる。
実は、自分も関係している映像作品がエントリーされてるから、
LAのプログラムにも入ってるかも。」
I「え、マジで? どんな作品?」
K「Bicycle Parts Butterflyっていうタイトルで、自転車パーツのからくり装置のやつ」
2009年の濱バイクの時にクリオシティのメッセンジャーたちが中心となって挑戦し、計画から作品完成までに11ヶ月を要したドキュメンタリー映像だ。
I「あ、それ確かさっきやってたぞ。けっこう拍手が起こってた。
なんだ、知ってるも何も、既にエントリーしてるんじゃないか。
すげーな。会えて嬉しいよ。」
K「こちらこそ、見てもらえて嬉しいよ。」
彼の部屋に荷物を置いて、さっそく上映会場へ。
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BFF東京には2005年から6年間も関わってきているというのに、
実は海外のBFFには一度も来たことがなかったので、とても新鮮だった。
(2011年のBFFは、先週NYの開催が終わったところで、東京開催は 8月26日?28日に
青山で行われる予定だ。)
会場は既に8割方の席が埋まっていて、一番上の端あたりにIggyと座った。
さすがアメリカで、始まる前からまったく騒々しい。
やっぱりこの空気感が最高なんだよなぁ。自転車好きで集まってさ。
少しすると、主宰のブレント・バーバーが登場。
東京でやる時より挨拶も饒舌だ。
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まさか自分が会場にいるとは思ってもいないだろうな。
なんか潜入調査みたいで楽しい。
それにしても観客のテンションがすごい。
のっけからヒートアップしていて、まるで動物園のよう。これぞBFFだ。
国民性の違いもあるだろうが、東京もこうでありたい。
BFFは、大人しく見るようなものではない。
作品の力で見入ってしまうのは良いとしても、基本的には突っ込みを入れたり、
笑うところでは爆笑したり、知ってる人が出てくればそれを野次ったり。
そういう空気感がBFFの持つ魅力だ。だからこそ行きたくなる。
半分は作品見たさ、もう半分は楽しい雰囲気を共有したいから、というのが
正しいBFFの楽しみ方なんだと思う。
トレーラーが流れたあと、最初の作品が始まった。
だが、12時間近いフライトの後だったので、10分も掛からず寝入ってしまった。
拍手で気付くと、会場はもう明るかった。
残念!
その後、向かいの広場ではBMXやピストのトリックイベントなどが行われていた。
すごい数の人が集まっていたが、今のような自転車熱がLAで本格的に始まったのは
去年(09年)くらいからだという。
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その広場の一角でブレントに再会。
「なんてこったい!なぜお前がここにいるんだ!」と、とても驚いていて面白かった。
その夜は、上映会場の屋上にてアフターパーティー。
LAの自転車コミュニティは、老若男女、色んな人が混ざり合っていて、
みんな知り合いのようで素敵だった。
メッセンジャーも数多く来ていて、出身が地元アメリカの他、エルサルバドル、
メキシコ、ベネズエラ、グアテマラ、そして日本と、
「随分ワールドワイドだなあ!」なんて話で盛り上がったり。
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そこでイギーから興味深い話を聞いた。
LAでは、自転車コミュニティの繋がりで毎週水曜夜に集まり、
ダウンタウンのホームレスたちにブリトーを配る、という活動をしているという。
その活動は街のいろんな人たちからの協力もあり、レストランが食材を、
自転車ショップがその活動費用を、コーヒーショップもカンパで支えてくれ、
少ない時で8人、多い時は50人以上のボランティアが集まって300個のブリトーを作り、
メッセンジャーバッグをパンパンにして届けているんだとか。
I 「確かに作れるブリトーの数も増えてきたけど、いつも配り終えた時は
もっと作ってくれば良かったと、後悔するのさ。
これで十分なんて思えたことは一度もない」と。
活動は今年で丸5年になり、イギーはその最初から参加しているという。
I「始めた頃は、ブリトーを渡しても警戒する人がけっこういたけど、
今では毎週水曜を楽しみにしている人がたくさんいるんだ。」
実は、その活動を紹介した「 Hunger In The City 」というドキュメンタリー作品が
2006年のBFF東京でも上映され、当時自分はそれを見てすごく感銘を受けていた。
まさか、Iggyがその作品に出ていたとは!
K 「それを聞けて、すっごく感動した!
『Hunger in the city』に出ていたメンバーに会えるなんて。
こちらこそ光栄だよ!」
すごく嬉しかったし、活動について色々と聞かせてもらえた。
( 続く )