ひのりごと 35

ある芸人さんが、テレビで「夢なんか絶対叶わない」という話をしたことが、話題になっているという記事をネット上で見かけました。

その話を私的解釈を交え、芸人さんの関西弁を使用して超要約、引用すると、
『社会なんかジャングル。大人がジャングルめっちゃええとこ!と言ってるのを聞いた子供が、何の準備もせずに行ったら、ヘビおるやん、こんなんイヤや!と簡単に挫折する。だからジャングルなんか死ぬほど暑いし、毒蛇、怪しい鳥ばかりで何にもないぞ。せやからホンマに努力して、勉強して、色んな準備をしてから行けよ。こう言ったら頑張る。』
という話しで、最初から甘い夢ばかり見させるなということなのですが…
この内容については賛否両論あるものの、芸人さんのキャラも重なって、私は興味深く読みました。

と同時に、ある事を思い出しました。というより、フラッシュバックしました…。ドキドキ…。

クリオシティの前に所属していた某メッセンジャー会社の面接を受けた時のことです。

自転車の経験はママチャリのみ。飛びこもうとしているのは完全な男社会。
とても緊張して挑んだ面接でした。
外から面接会場を覗いたら、担当の社員さんが腕を組んで、全く笑わずに待っていました。
もう最初から帰りたくなる空気感。
そして面接が始まり、色々な質問に答えていったのですが、何を言っても返ってくるのは、
「あなたには無理だと思うけど、大丈夫か?」
という言葉。
でも、私もすごくやりたいので、
「大丈夫です!」
と答えます。なのに、
「本当にキツイけど大丈夫か?今いる女性は本当にタフな人たちだ。」と返ってきます。
そうなったら、こっちも更に、
「大丈夫です!」
と何度も言うしかないわけで…。
一生懸命気持ちは伝えたものの、ダメだと思いました。

しかし数日後、「合格」の連絡が。
本当に嬉しかったです。

そして未知の世界に入っていったのですが、その後はこの面接をして下さった社員さんの言葉の意味を感じる日々でした。

過去のひのりごとにも書きましたが、
雨は想像以上に濡れました。
車道は想像以上に怖かった。
荷物は想像以上に重かった。
夏は暑くて臭くて、冬は寒くて痛くて…。
想定内のことなんてありません。
大丈夫と思っていたけど、それ以上の事が起こる毎日です。
今も。

でもジャングルにもいいことがたくさんありました。
ジャングルに行かないと出会えなかった人達。
ジャングルでしか見ることのできない景色。
ジャングルでしか味わえない、湿った熱い感覚。

結局ジャングルに10年近くいました。

毒蛇も怪しい鳥も(出会ったことのなかった人種も!)いたけど、ちょっとずつ慣れました。
踏み込んだ勇気を無駄にせず、ジャングルに少しずつ自分の居場所を見つけることができました。

あ…、なんかいい話風に終わりそうな感じになってきたので、そろそろやめますが…、

自分にとってジャングルに行けたのはとってもラッキー、そして本当に面白かったと思っています!

そのジャングルから、そろそろ次のジャングルに移住します。

そう、次もジャングル!
きっとずっとジャングル。

やっほーい!

追伸
某社の面接して下さった社員さんには今でも感謝しています。