ひのりごと 39

一昨日の帰り道、
信号待ちをしていたら、すっと隣に並ぶ人。
同僚の「ちかっぱ」でした。
何でかいつも会うたびに嬉しそうな顔。
その日も、もれなく な顔。

ちかっぱは新しい自転車に乗っていました。
同僚のホッピーから譲り受けた、マットブラックな、マット…なのにちかっぱが乗っていると、つやつやして見えるかっこいい自転車。
いつも黄色やピンクや黄緑(しかも蛍光)なイメージのちかっぱのその日の服装は真っ黒。靴下も。
お…大人ちかっぱ…。

「すごい走りやすい」と嬉しそうに話すちかっぱ。
そしてペダルを見せてくれました。
私があげたペダルでした。
なんか、なんでか、すごくうれしかった。

メッセンジャー同士、いらなくなったパーツを交換したりあげたりはよくあることなのだけど、あまり自転車に周りほど(周りがありすぎ) 興味がない(愛はある)私は、ずっと同じパーツを使い続けて必要に応じて交換する程度なので、譲るパーツなんてそもそもないのです。
でもたまたま、同じペダルを2セットもストックに持っていて、新しい自転車の為にパーツを探していたちかっぱにあげたのでした。

仕事でずっと使ってたから、傷だらけだし、ビンディングのバネは生きてるのか分からなかったけど、
「いい音します!」だって。
よかった。
そう、私がずっと使ってるTimeのペダルは、靴をはめたときにカチャン!外す時にパチン!て、いい音がするのです。
ガチッとはまる感覚も気持ちいいし、この音聞くと仕事してる感が増すのです。

ちょっと話がそれたけど、
ずっと押し入れに入ってたパーツが目の前でメッセンジャーの仕事に使われてるの、すごくすごくうれしいなぁ。
この嬉しさって知ってるつもりになってて、実は知らなかった感覚。

あまりに嬉しくて、何回も「いいね!」と「うれしい!」を言ったから、おばちゃんしつこいってちかっぱに思われたんじゃないかしら。
でもうれしい。