ひのりごと 42

先週、仕事中に泣きました。
自分の意思とは裏腹に、突然ボロボロと涙が落ちるのは久しぶり。

届け先の方が、最後になるだろうということで、もう一人の担当者と一緒に出てきて挨拶して下さいました。
その事がなんだかすごくうれしくて…
そう、嬉し泣きです。

お届け先の方は、直接のお客様(依頼主)ではないのですが、頻繁に届けに行く会社もあって、毎日のように顔を会わせる人もいます。
毎回たっぷり話をする訳ではないけれど、いつも寒さ暑さ、雨や雪を労って下さって、一瞬の会話に疲れや緊張をほぐして頂いたことがたくさんありました。

最近、ある年配の人から、
「君の仕事は労働してるって実感が強いでしょ。」と言われました。
その人は戦後何もない時代から自分で全てを考えて、手を動かして、モノゴトを作ってきた人。
そんな人に突然言われたので、「労働」ってなんだろう?ってふと思って、得意のWikipediaで調べると、
労働とは「からだを使って働くこと」と書かれていて…
まぁ、確かにその通りなのでした。

朝から走って、底の底までお腹が空いて、ごはんを食べたら深く深くねむりについて…カラダを使ったという実感は毎日。

そして、そういうカラダの実感と共に、いつも労って下さる人がいて、その事からも労働の実感を得させてもらっていたと思います。

お客様だけではなく、家族や友達も、
「最近雪が降ったけど、大丈夫だった?」
「雨が多いけど風邪ひかないでね。」
「強風の中おつかれさま。」
といつも声をかけてくれて…

きっと、走っているメッセンジャーだけではなく、外から見ても カラダを使っている ということが分かりやすい仕事だからですね。

決してメッセンジャーが他の職業に比べて特別に労働しているとは思いませんが、でもそういう優しさや温かさに触れる機会が多いのは、やっぱり特別なことだと思います。

お客様、お届け先、警備員、友達、街ですれ違うメッセンジャー、たくさんの人からもらったたくさんの温かい言葉、労い。

ストレートにここに書くのは少しこそばゆいですが(きっと読んでいる人も…)、走り終える日を明日に控えて感謝の気持ちでいっぱいです。